えーと
日記書くの久々だよな。
うん、身辺がゴタゴタしててさ。
ぶっちゃけ、刺客と云う名のマフィアの方々とバトルしてた。
仲間が居たから俺は頑張れたけど、やっぱ避けたい業界だよね。
ボス就任の回避を、未だに俺は諦めて無いからね。

あ、あと、この日記を狙うっていう変なマフィアさんも居て、この存在も皆にバレた。
だからさあ、
たかが日記だよ!?ご大層な物じゃないだろ!?

そんなこんなで、なんか忙しかった。

こないだのイタリア語講座だけどさ、日記を音読させられたんだぜ。
ふふ。
しかも、『大事な所です。テストに出ます』って箇所はイタリア語で復唱までさせられたんだぜ。
ふふふ。
ちょっと炎出て、殴ったのは仕方ないよね!?
…つか、テストあんの!?
殆ど嫌がらせなのは、骸の顔見りゃ明らかだった。
でも最後に、『僕に、内緒事は無しにして下さい』って腫れた頬を押さえながら、しおらしく呟かれたから、うん、て素直に返事した。
これが、いつもの偉そうなクフフ笑いと共に高飛車に言われたなら、反抗してたと思う。

ん〜、俺も骸に秘密って持ちたく無いのかも。なんていうか、信用して欲しいからさ。
アイツ自身は謎の塊だけどな!!

何故か、たまに息苦しい空気になる事もあるけど、(胸がグッてなる。)二人で居るの、意外と俺は好きだったりする。
骸の、滅多に見れない表情とか見れるからかもしれない。

にしても…
単位ヤバくて、俺は高校卒業出来るのか!?
勉強自体はリボーンにねっちょり教わって、なんとか赤点とかは無いんだけどね。(俺、凄い!!)
『ダメツナも、やれば出来るんだな』ってグルモミに褒められて、俺は耳を疑った!!
しかも頭を撫で撫でされた。
絵的には、逆じゃね!?嬉しいけどさ!とか思ってたら、
リボーンが立派な金庫を俺に渡して来た。
『日記を見られる様な失態犯してみろ。俺が本気出したら…わかるよなあ?』

ああ、アイツは鬼さ!!
骸に読ませられたのバレて無いよな!?
あれは、不可抗力だよね、うん。



暑くてさあ

2011年6月24日 連載

ここんとこ暑くてダレてた。
帰国して、更にリボーンが厳しくなったし。梅雨も鬱陶しいよね。

教室の俺の席って、後ろから二番目の窓側なんだけど、風は気持ちいい。ただ、ギラギラする日射しに参ってた。
窓から(三階)ニョキって、フワフワ揺れる房が生えて来たのにも参った。
…クロームは絶対そんな事しないからさ。
うん、誰かは書く必要無いかな。

古典の時間で、先生が悦に入って「ゆく川のながれは絶えずして~」とか、ひたすら朗読してて俺はダレてた。
鴨は長生きって話しみたいだ。へー。
鳥って云えばさ、雲雀は長生きなのかな?って窓際に頬杖ついてる骸に訊いたら、『ネギじゃなく、トンファ背負ってるから、そうかもしれないですねえ』って真面目に答えたから吹いた。
腕の筋肉だけで支えて、三階から身体がブラブラしてるのかと思ったら更に可笑しくなって参った。
たまに、骸はお茶目な事をする。きっと、平和な高校生活が暇なんだろう。

こちらに気づいた人も居て、チラチラ視線を感じたし、そろそろ獄寺君が気づいて騒ぎそうだ、と思った俺は(これ、直感じゃなくて、習慣だからね)今だ!って小さい声で骸の腕を掴んで、窓から飛び降りた。
鍛えられてる甲斐あって、俺もそれくらいは出来る様になってた。
『おやおや、サボタージュですか。ダメツナ健在ですねえ』と楽しそうに、裏庭まで走る俺につき合ってくれた骸は、最近まで内緒でイタリア行った事を、ネチネチ嫌味攻撃してたんだぜ。
波状攻撃とか、匍匐前進で嫌味とか、色んなバリエーションを交えた攻撃は、さすが!と思った。
…いや、全然嬉しくないけどね。

日陰にあるベンチで横になったら、骸が腹の上に座ってクフクフ笑いだした。
重い重い!としつこく文句を云ったら、やっとこ離れてくれて、俺はうたた寝する事にした。
『危機感とか、ときめきみたいなのを持たないのが君なんですよねー』とか溜息が聞こえてきたけど、俺は猛烈な睡魔に襲われてて、そのまま寝ちゃった。
起きたら、骸がベンチの端っこに座ってこっちを見てて、『おはようございます』って微笑んでた。
オッドアイが柔らかく光ってて、顔とか色々、なんか絵みたいに綺麗だな、って思って目を擦ったら、やっぱ綺麗なままだった。
俺の目がおかしいわけじゃ無いんだな、って確認すると共に、その旨を、起き抜けのはっきりしない口調で骸に告げたら、ガバッと立ち上がって、早歩きでどっか行っちゃった。

…ポツーン。
やっぱ、男に綺麗って云われたらキモイよな。寝惚けてた俺が悪いのかな。お世辞じゃ無かったんだけどな。
くそ、あんな顔赤くして怒らなくてもいいじゃんかよ!

今何時間目だろう。と遠い目をしてたら、遠くから『十代目ぇえ〜!?』と獄寺君の悲壮な叫び声が聞こえてきたから、ここだよ〜!とへろへろ手を振った。
そしたら、もの凄いスピードでベンチに来てくれた。『怪我とか、ナニかとか…無いっすか!?』とか心配されたけど、寝てただけだよ、と苦笑するしか無かった。俺の友達は過保護気味だ。

つか、明日イタリア語の日じゃん!
…なんか気まずいなあ。
骸の怒りが治まってたらいいなあ。
チョコ買っておくかな。


あー、イタリア滞在ね。そうだよね。
帰国したらきちんと書くつもりが、並盛に帰ったら帰ったでハプニングが続いて、書く余裕が少しも無かった。
今日も、骸先生による、恐怖のイタリア語講座があったしね!(泣)

つか、九代目とザンザスのせいもあって、毎日書く事の意味が、俺には判らなくなってる。


ディーノさんが、俺の渡伊を喜んでくれて、屋敷までスポーツカーで迎えに来た。美味いピザ屋に連れてってやるって!
『リボーン抜きで楽しもうぜ!』って、久々のキラキラスマイルに、俺も嬉しくなって、助手席に乗り込んだ。
そこまでは良かった。
ザンザスと、それを追うスクアーロまでが現れて、いきなり車から引き摺り降ろされた。
『う゛おぉぉ〜い!!綱吉、頼むから、待てぇ〜!!』って、間近で耳をつんざく大音量。
しかも必死の形相。
銀髪振り乱して、なんかホラーだと思った。
けど、隣で仁王立ちするザンザスは更にホラーだった。
二丁拳銃構えて、ディーノさんに銃口向けてた。
怖い顔が更に険しくなってて、コオオオ〜って効果音も聞こえた気がする。
俺がもうちょい子供だったら、マジでちびってたかもしれない。
ディーノさんは、『ツナは俺とピザ、食べに行くんだぜ!』って凛々しく鞭を取り出して、ザンザスと対峙した。
…ホントにありがとう。でも、部下居なかったからさ。…うん。
ロマーリオさんが居たら、違う展開になってたかもだけどさ。
一人で車のドアに挟まって、慌てて転んで、鞭に絡まって、終いには顔面から地面にダイヴして…。
まあそんな感じ。

大丈夫ですか!?って駆け寄ろうとしたら、ザンザスに首根っこ掴まれて、『…ドカスが』って、乗ってきたらしいご立派な車に放り込まれた。
スクアーロによると(通訳係がいて良かった、)守護者に気を付けろ、とボスは心配してるんだぜぇぇ〜!!
だって。(その後ザンザスにアッパー喰らってた。)
キョトンとしてザンザスを見たら、真っ直ぐな目で俺を見て、日記を俺に放って寄越した。
『うかれたハイスクールライフか…カス共が』って呟いて、ケッて不敵に笑った。
『お前は日本に帰らなくていい』だって。
…珍しくよく喋るね。
じゃなくて!!
はあ!?俺、明日には帰国だよ!?授業あるんだよ!?とか騒いでたら、隣からどす黒いオーラと共に、再びコオオオ〜が聞こえてきた。
直感からなのか、俺は無意識に手袋嵌めてた。


うん、車は大破。
俺とザンザスのバトルを止めようと、スクアーロは全治三ヶ月の怪我を負った。
(合掌。)
んで、リボーンもいつの間にか現れて、『心配すんな。俺の目の黒いうちはツナは大丈夫なんだぞ』ってザンザスを宥めてた。
…いや、今この瞬間まで殺りあってたんですけど。
ちっとも大丈夫じゃ無いんですけど。

だけど、ザンザスはリボーンをひと睨みしてフンと鼻を鳴らした。
そして俺を見て、『…日記は続けろ。ドカスが』って、スクアーロの髪の毛を鷲掴みして、やっと帰ってくれた。

帰国の時、空港まで送りに来てくれた九代目が、『遅れてきた思春期…ううむ。いい響きじゃのう』とか宇宙語を吐いて、余裕があったら愚息に手紙を時々書いて欲しいと微笑んだ。

俺は、何しにイタリアに来たのかな!?

守護者に内緒にしなければならなかった理由を尋ねたら、『馬に蹴られて…と日本では言うのじゃろ?』って笑ってた。
ディーノさんの匣兵器、確かに馬だし、恥ずかしくなる様な羽もあるけど…。
そんな見境無く、皆を蹴ったりしないよな、とか考えてたら、リボーンが可哀想な物を見る目で俺を見てた。

何だよ!?
だって天馬ってちょっと恥ずかしいだろ!?
って口に出して抗議したら、『それには同意するが、問題はそこじゃねー!』と尻を思い切り蹴られた。今回は6m飛んだ。

飛行機の椅子が柔らかくて良かった。尻に優しいもんな!
…いや、問題はそこじゃねえよ!!それこそ、俺の台詞だよ!!

そんなイタリア滞在だったから、二度と行きたくない。結局、ピザも食べれなかったしね。
戻って来て、皆が大騒ぎしてたしね。
獄寺君は地べたに這いつくばって大泣きして、俺は途方に暮れた。
山本はそんな獄寺君を視界にも入れず、『大丈夫そうだな』って真剣な目で俺を見てた。
ヒバリさんは『暫く君とは口をきかない』ってデジャヴな言葉を残して、最近は顔を見てない。
骸は、…うん。またそれは、後日書けたらいいなって思う。
お兄さんは、極限ナポリタンが食いたいな!って笑ってた。イタリアにナポリタンは無いけどね。
俺はピザが…。もういい。
ランボの土産を買う暇も無かったから、大泣きされて、バズーカ喰らうところだった。
…散々だった。

平凡な日常って、とても貴重なんだね。俺、今更ながら、本当に実感してる。
リボーンめ。
いつか返り討ちにしてくれるわ!!






イタリア滞在 1

2011年6月15日 連載

今、日本に帰る飛行機の中。
心身共にへとへと。
時差ぼけって初体験だな。何日滞在したのか、よく判んないや。
でも、やたら目が冴えちゃって眠れやしねえ!!
隣では、言わずもがな、家庭教師様の鼻提灯ね。チクショウめ!

いいさ。俺はイタリア滞在中の出来事を書くさ。
このやる瀬なさをどこかに吐き出さないと、飛行機内で額から炎が噴出しそうだから。(泣)


まず、空港に着いたらマフィアかよ!?ていう黒のリムジン待ってたよ。(マフィアだもんな。)
うおお、って感じにこれまた乗り心地バツグン。
九代目の守護者の、ガナッシュさんて人が迎えに来てくれてて、俺のリアクションに苦笑してた。恥ずかしかった。
…悪かったな、庶民で!!

アナタお菓子みたいな名前ですよね。
でも、それ言ったらボンゴレだって貝だしね。俺も未だにツナ缶言われるしね。
食べ物は人間にとって一番大事だから、胸張るべきなんだね。(無理やり前向き!)

んで、着いた先はボンゴレの本拠地とかじゃなくてホッとした。
車の中で、俺の脳内ではゴッドファーザーのテーマ曲がリピートされてたんだけど、おかげで、チャララチャラチャラチャララララ〜♪が、ピタリと止まったよ!

趣味のいい大きなお屋敷だった。
警護要員なのか、強面黒服の人もぱらぱら見かけたけど、守護者の人がメイン?みたく、屋敷内はアットホームな雰囲気だった。
『よく来てくれたね、綱吉君!』て、庭でやはり木を手入れしてたお爺ちゃんが、にこにこ手を振ってた。
…好好爺ぶり(リボーンに教わった言葉)に、俺は騙されないからな!
とか最初は身構えてたけど、食事は三人で穏やかに過ごせたから、ミッションの理由を尋ねるのも忘れてた。
カルパッチョとか、名前分からないのとかパスタとか。料理は食べきれない程で、美味しくて、なんか楽しかった。

途中、ザンザスが乱入して来るまではね!!

顔合わせて、間髪置かずに『…ドカスが』って睨まれたから、さすがの俺も顔が引きつったよ。
恐さ半分、呆れ半分、てとこかな。(俺もちょっぴり図太くなったよね。)
久しぶりだね、アハハとか挨拶しても、偉そうに『カスが…』とかしか言わない。

アイツは、語彙っていう意味も、いや言葉さえも脳味噌からカッ消してるんだろうさ!!
なのに、お爺ちゃんはニコニコ上機嫌。
…やっぱりヤダ。なんなのこの親子。

そしたら、いきなり俺に向かって手を差し出して、顎をしゃくりましたよ、御曹司。
は!?とかあわあわしてたら、『…寄越せ』と唸りましたよ、御曹司。
『だから日記だろ、ダメツナ』ってリボーンにみぞおちに跳び蹴りされて、俺は半べそかきながら、鞄からこの日記帳を嫌々出したよ。

異邦人てより、俺だけ地球人みたいな気持ちになってた。金星とかね。宇宙人に囲まれた気分だったからね。

日本語読めるの!?つか、本当にこんな日記読みたいの!?って訊きながら、恐る恐るザンザスに差し出したら、『……』
俺にガンつけた後、無言で奪って退場しました。
颯爽とした広い背中が、アラヤだ素敵…な、訳ねーだろぉがあぁ〜!!
…意味判んなくても、俺のせいじゃないよね!?
滞在中に日記書けなかったのは、ザンザスのせいで、俺がサボった訳じゃない!

しかも、失礼極まり無い息子の様子に、お爺ちゃんは至極ご満悦。
え、既にボケたの?教育放棄したの?それともただの親馬鹿なの!?
意気地のない俺は、もちろん心の中で九代目に呆れた視線を向けてた。
そしたら、横でリボーンが吹き出して、帽子で顔を隠してた。
コイツもこんな笑い方するんだな…。
てか、心を読むんじゃねぇ〜!


…ちょっと日記に吐き出したら、眠気が襲ってきたから、続きは明日書く。
ホント色々あったんだ…。
観光、何それ?太陽系?てな感じだったんだ。

地球って広いよね。宇宙はもっと広いんだろね。色んなクリーチャーも存在する筈だよね。
リボーンの寝顔、目が開いてるからやっぱり宇宙人なのかもしれない。
…アルコバレーノは人外。うん、それは間違い無い。
UMAに煩い獄寺君も、俺からすればやはり宇宙人!?と思う時があるもんな。

なんか切なくなった。さっさと寝よう。




感動した。
何に?って、飛行機のファーストクラスの豪華さに!広いし、快適過ぎるよ!
隣で当然の様に寛ぐリボーンは、ちょっとだけ渋かった。(赤ん坊が渋いってどうよ。)
スッチー、じゃなかった、CAの綺麗なお姉さんが至れり尽くせりで、マジで照れた。
その扱いにも慣れてる赤ん坊は、…以下略。
俺なんか、あわあわして、リボーンに馬鹿にされた。
仕方無いじゃん!初体験だもん!まだ高校生だもん!

今はそのデカイ椅子でリボーンが寝てる。
だから、カバンからこっそり日記取り出してちょっとだけ書いてる。

皆、元気にしてるかな。
もし俺の不在を誰かが尋ねに来たら、『リボーンに修行に拉致された』って言って貰う様に母さんに頼んだ。
イタリア行ってる事は秘密だからね!って念を押したけど…、しっかりしてよ、母さん!
絶対にポロっと漏らしたりしないでよ!(凄い不安。)


ぼんやり窓の外見てたら、綺麗な海が、たまに地上が視界に入って来て、色んなしがらみから放たれた気分になる。
俺ってちっぽけな存在だな、って。不思議な安堵感。

…俺、やっぱりマフィアになるのかな。
ザンザス代わってくれないかな。
お爺ちゃん、呆けてくれないかな。(俺酷ぇ!!)

でも、俺は幸せ者だなって時々思う。
強くて頼りになる仲間に囲まれてる。
皆、それぞれアクは強いけど、心根って言うのかな?それがとても好きだし、尊敬してたりもする。
あ、ちょっと泣きそう。
芯がブレてるの俺くらいじゃね?

とか考えてたら、横っ面にエルボー食らった。ぶふう!って音が口から出た。
『馬鹿は考えると更に馬鹿になるんだぞ』
一言発したと思ったら、また、すぴー。
…寝言なのか!?確信犯なのか!?

にしても、イタリアって遠いんだな。
飛行機も飽きちゃったから、俺も寝よう。

明日、俺は何をしてるのかな。


朝いきなり、リボーンとイタリアに来て欲しいって九代目から連絡が来た。
しかも守護者に絶対に内緒で、だって。
どんなミッション!?インポッシブルなんじゃね!?
特に獄寺君とか獄寺君。絶対に『お供します、十代目!!』とか鼻息荒くしそうだよ…。
この日記帳はどうしよう…って悩んでたら、(それよりも、イタリア行くって事に悩むべきだろ、俺!?)
『ザンザスが楽しみにしてるんだぞ。持って行け』ってリボーンが顔面に蹴りをくれた。
DV反対ー!!
って…今更だよな。しかも、俺、打たれ強くなってる気がする…。あんま嬉しくない。
暴力抜きで普通に話せないのかなコイツ。とか考えてたら、銃(レオン)向けられて、『にやり』だって。
ヒィイイイ!!心読まれたああ〜!
やっぱリボーンってこええええよおお!!ってダッシュで学校行った。
なんか忘れ物したと思って、教室着いた時、獄寺君忘れてきた事に気づいた…。…本当ごめん!!

んで、骸がお昼休みにご飯一緒に食べようって、ご機嫌で誘いに来た。凄くビックリした。
しかも、千種さんも犬さんも居なかった。クロームも居なかった。
昨日の今日で恥ずかしかったけど、『骸は弁当あるのか?』って一応訊いた。
『心配はご無用です』って自慢げにチョココロネ三つをポケットから取り出した。ちょっと潰れてた。
俺の教室で、平気な顔してパクつきながら、昨夜のケーキの美味しさについて語り始めたのは、ちょっと恥ずかしかった。
皆チラチラ見てるからね!
『改めて、ありがとうございます。とても嬉しかったですよ』と、綺麗に笑みながらお礼を言われたのにも照れた。畜生、美形め。たかがケーキなのに。
…骸ってこんなヤツだったっけ?三叉の槍振り回して、僕と契約しましょう、さあクフフ、な人じゃなかったっけ?
やっぱり年齢を重ねて大人になったのかな。だったらいいな。
実は油断させておいて、俺の身体を乗っ取ろうとかだったらマジでショック受けるからさ!
大丈夫だ骸、俺は信じてる!
しっかしクラスの皆、凄いよな。どうして骸の存在に突っ込まないでいられるんだろう。…慣れ過ぎだろ!?

山本と獄寺君はちょっと離れたところで、骸に睨みをきかせながら無言で食べてた。チョコの甘い匂いが嫌なんだろうな。
たまに獄寺君がボムを取り出そうとしてたのを、俺は目で制してた。(ちょっと格好いい俺!)山本も目が笑ってなかった気がする。
教室が破壊されたら困ると思ってたんだろう。だって、獄寺君とやっぱ骸だもんな。
俺は微妙な気分で弁当突ついてた。ぼんやりしてたかも。卵焼きやらウインナーを箸から骸に取られたし。
いいさ、チョコじゃ栄養にならないもんな。今日の俺は寛大なのさ。
『君もどうぞ』って、コロネを口に突きつけられた時は、さすがに抵抗したけどな!獄寺君までが奇声を発してた気がする。まあ、なんだ。忙しい人なんだよな。

それにしても、イタリア行きを皆に内緒って、なんか申し訳ない気持ち。正直、心細いし。
ああ〜。なんか嫌な予感がするんだよなあ。…とりあえずピザは食う。
今日の夜に出発だって。
……バレて無いよな!?
ヤバい、荷物詰めなきゃ!リボーンが貧乏揺すりしてるううう!また喰らうぅ〜!!


(管理人、帰省の為に数日ネット離れますが、書けたら携帯から更新します。読んでくださりありがとうございます!)

アイツの誕生日

2011年6月9日 連載
骸の誕生日は、クロームにも前々から教えられてたし、何故かりボーンまで知ってて、『どうすんだ?』って昨日の夜に、真面目な顔して訊いて来た。
一応イタリア語を教えてくれてる訳だし、やっぱお礼もこめて、おめでとうってなんか贈るのが普通だよな。花は…って女の人向けだしなあ。
その時俺の中で何かが弾けた。
『何が欲しい?』と訊いたらヤバい、と。…何がヤバいんだろう。
だから、リボーンに相談した。
そしたら『自分で考えやがれダメツナめ』と尻を蹴られ、俺は3m飛んだ。
少しはさあ〜、とか思ったけど口に出す前に速攻諦めた。俺にだって学習能力はある。
んで、そういやアイツはチョコが好物だったな、とそれで手を打つ事にして、財布の中身をチェックした。うん、ケーキ買える!

誕生日当日、学校で骸の姿を見かけなかった。
いつもならクロームに会うついでにか、俺の教室に勝手に入って、当たり前の顔して俺の椅子に座ってたりするのにな。(クラスの皆は既に慣れたみたい…)
あ、とピンときた。
骸は外見があの通りだし、胡散臭い笑顔も、それは俺が中身を知っているからな訳で…女の子にしてみれば、ちょっと奇天烈な髪型の超イケメンなのだった。
なので、プレゼント攻撃に遭ってるのかもしれない。
モテるヤツを僻んだりはしない筈なんだけど、ちょっとムカついた。
俺と他人の前とじゃ、態度が全然違うからな!くそ。

帰り道、獄寺君には先に帰って貰って、一人でナミモリーヌに寄った。チョコケーキを二つ買った。なんとなく。
家に来るならお祝いするし、来ないならランボにあげちまおう!
そんな考えだったのかな?よく分かんないけどさ。
黒曜センター(まだ住んでるんだよ!)まで行くのは、何だか気が咎めた。
骸なら、自分の陣地に来られたら嫌だろうな、って思ったから。
とりあえずチビ達に見つからない様に冷蔵庫の奥に閉まって、部屋でイタリア語辞書を捲ってた。
もう11時。こんな夜に来る訳も無いか。
寝るか。そう思った途端、窓がガタンと開いて、骸が飛び込んで来た。
『君は色々酷すぎる!』とかはあはあ荒い息を吐きながら、凄い剣幕で怒ってた。襟ぐりまで掴まれちゃった。
…俺、なんかした!?
『骸、ちょ、落ち着いて、今チョコケーキ持って来るから!な?』
とわたわたしてたら、目を丸くして『…チョコケーキ』と呟いて、俺の襟を解放してくれた。
どんだけチョコ好きなんだよ、と苦笑しながら、急いでお盆にケーキとお茶を取りに行って部屋に戻った。
戻ったら、骸がついと目を逸らした。ん?何だろ?珍しいなこんな態度。
『それ、…あれですよね?』
あれ、と訊かれて俺は困った。チョコケーキに見えないのだろうか?この高飛車ヤロウは更に高いケーキを所望しているのだろうか?
『…ナミモリーヌのケーキ、嫌いだった?』
俺はちょっぴりしょんぼりして尋ねると、『いいえ、好物ですよ』と骸は云う。
『その、…あれってどういう意味?』って俺が問うと、『僕の誕生日を祝う為に用意したのですか?』と真摯な顔で俺を見ている。
ああ、そういう意味か。
なんか俺はほっとするというか、吹き出しそうになった。
『骸、その…buon compleanno!』
上手く発音出来たか自信が無かったけど、俺は精一杯言葉を紡いだ。
と、骸を見ると、口をぱかりと開けている。
『え、やっぱ下手だった!?』
俺は恥ずかしさに赤面してたと思う。『違います。…僕、その言葉はまだ教えてなかったですよね?』
辞書で調べて、発音もなんとか電子辞書で覚えて、俺は骸に「お誕生日おめでとう!」と告げたのだった。
母国語の方が嬉しいかな、とか思ったし。
そしたら骸が、今まで見た事の無い笑顔で、『嬉しいですよ』と呟いた。
俺まで嬉しくなって、『よかった』と笑った気がする。
で、その後。
その後は、沈黙…。沈黙が続いたんだよおおお!普段ならぺらぺら喋る骸が押し黙ってるんだよおおお!!
何?この緊張を孕んだ静寂な空気。
途端、ドアがバターンと開いて、リボーンが俺達に銃を向けて『さっさと食え!』とパンパンやり始めた。
そんな感じでバタバタしながら二人で食べたチョコケーキは甘かったけど、美味かった。
時計をふと見たら、12時過ぎてて、過ぎる前に言えてよかったと、目の前のオッドアイを見つめてた。
その後、骸はリボーンに窓から蹴りだされてたけど、嬉しそうな顔してたからいいのかな。
…いいか。

明日か…

2011年6月8日 連載
今日は色んな事あった。
かなりヘトヘト。
日記書く気力が無いよ。
…明日、うううう。明日どうすんの、俺!?
体育の授業は外だった。
夏服に替わるの来週だってさ。マジで暑かった。俺、サッカー苦手。
いや、殆どの競技苦手だけどさ、中学時代よりは運動神経マシになったと思うよ!
例によって山本が凄い活躍してて、俺と獄寺君は体育座りしてグラウンドの端でぼーっとそれを観てた。
時々、こっちに笑顔全開で山本は手を振ってくれた。
でも応えてると、獄寺君が苛々してタバコ取り出すから大人しくしてたさ。
授業中にタバコ吸うとか、ヤンキー漫画でも最近見ないんじゃね?
慣れたからいいんだけどさ。(良くないか。)まあ、似合うしね。絶対言わないけど。(だってドン引きするくらい喜ぶんだ…。)
まあ、のんびりしてたんだよね。
そしたら、いきなり背後から頭に打撃を受けた。
『いってえ!』って振り向いたら、骸が手のひらを縦にして立ってた。
つまり、俺、チョップされたのかな。
骸がチョップとか、今考えたら笑えるけど、その時は勿論怒った。
そしたら、『何故短パンを穿かない!』ってプリプリしてた。…意味分かんない。
その言葉に獄寺君もハッとした顔になって、騒ぐのを止めた。
(もしかしたら、骸も獄寺君もUMAなのかもしれない。ここ大事。)
何でこんな所にいるんだよ、お前!?ってムカつく顔を睨み上げたら、
『霧の術士である僕に、なんたる愚問。浅はか滑稽、極まり無い!』
みたいな事言って、クハハハ高笑いし始めたから、俺は走って逃げた。
授業中とか言ってらんないよ!
獄寺君の存在を一瞬忘れてて、背後で爆破音した時には冷や汗出た。
でも骸なら大丈夫だろ。俺のせいじゃ無いし!
神出鬼没ってリボーンの十八番だった筈なのに、高校入ってからは骸だなって話し。
そういや、昔もいきなり出てきてたか。こう毎日だと直感みたいのも鈍ってきたけど。大丈夫かな、俺。
超直感だか無くなったら、マフィアにならなくて済むかもしれないから、いいのかも!
今日はそんな一日だったかな。
…リボーンが鼻提灯ふくらまして、気持ち良さげに寝てやがる。何かムカ。

月曜って、俺苦手
今日は授業中に何度もうとうとしちゃって、チョークが頭に飛んできた。クラス中が俺を見て爆笑してて、獄寺君はそんな皆を威嚇してた。
…髪にチョーク刺さってた…。
どうせ、ボンバー頭だよ!!
『柔らかいから、刺さるのな!』って山本が笑いながら抜いて、先生に返してくれた。
俺、真っ赤になってただろな。恥ずかしくて固まってた。
山本は優しいなあ。チョークの粉まで払ってくれて、フォローに泣きそうになっちゃったよ!
獄寺君は、『野球バカ、…てめぇ十代目のおぐしにっ!!』って更に騒いでた。
…おぐしって何?
今、電子辞書で調べたら「御髪」だって。
ハーフなのにそんな言葉知ってるの凄いけど、お願いだから色々やめて。

休み時間には、骸が教室まで来て、(アイツは学年がいっこ上だから、階が違う)クフと笑って、『頭にチョーク刺さるなんて、やはり馬鹿ですか?』と、わざわざ言いに来た。楽しそうだった。
もう!腹立つなあ!
後ろに佇むクロームがクスクス微笑んで俺を見てたから、許す事にしたけど。
にしても、その情報はどこから得てるんだ!?
クロームは京子ちゃんと同じクラスで、まだぎこちなさはあっても、楽しく過ごせてるみたい。かなり安心。
しっかし骸も過保護だよな。クロームの様子を見に来てるんだろな。
じゃないと、二年生なんかと毎日顔合わせないもん。

放課後は、放送で雲雀さんに呼ばれて応接室行った。
俺は、色んな事に慣れ過ぎてるよね。中学時代から染み込まれた何かなんだろね。
それでも、緊張しながら入室したら、『チョークが髪に刺さったらしいね』と無表情でトンファー取り出した。
『油断は大敵だよ、小動物』とか言われて、何発か喰らった。
…だから、その情報はどこから、いや、風紀委員もなんでもありだもんな。…もういい。諦める。

ブルーマンデーだった。

日曜なのにだるい
今日こそはゲーム。そう決めて、3時間ぶっ通しでやったら目がシパシパする。うー。
…昨日のイタリア語勉強は最悪だった。あー。房とかもぎたい気分。
思い出したくないけど、書かないとな。おー。
この日記、ボンゴレ九代目に書けって言われたんだ、実は。
じゃないと面倒臭がりの俺が日記なんて書かないよ。
…6月まで逃げてたけどね。全力で。
そしたらさ、なんと黒服が沢山来て、『日記は書かれてますか?』とか言われたもんだから、俺も諦めた。
どんな重要!?たかが日記だよね!?
リボーンはニヤニヤして、何も言わなかったのが不思議っちゃあ不思議だけど、『漢字は調べてちゃんと書け』って電子辞書くれた。イタリア語も入ってるヤツ。幾らすんのコレ?ソフト何個買えるの?

俺がボンゴレボスの就任を伸ばす条件の一つは、最初に書いた様に、守護者の側に居るって事なんだけど、『綱吉君のスクールライフを書き綴って欲しいんじゃよ』とか言ってた。
ザンザスにも読ませたいんだって。マジか!?九代目、日記ごとかっ消されるんじゃね?
『ハッ!』とか『ドカスが』とかって。
大丈夫かなお爺ちゃん。(自業自得だけど!)
まあ、こんな日記の事もすぐに忘れるかもしれないから、(何しろ爺だ)俺は好きに書くよ。

とりあえず。

骸のあの口調で教えられて更に上から目線で超むかつくんですけどどうしたら腐るんだろうね南国果実!
…ノンブレスで言える自信があるよ、俺。
脳にクフクフ笑いが染み込んでる気がして、気持ち悪い。
普通にしてれば、変な髪型ではあるけれども、美形なのにね。口縫っちゃえばいいのにね。
でも、あのオッドアイも威圧感があってイヤだよな。赤いのは綺麗だとは思うけどさ。
どんな教え方されてるかっていうと…、あああ!思い出したくないので終了!

今日は土曜で学校も休みだ!
って事で部屋でゲームしてたらリボーンに脳天蹴られた。これマジで痛いからね!(泣)
『イタリア語のお勉強タイムだぞ☆』
だってさ。くそ。
忘れてた…。俺、毎週土曜は地獄のイタリア語勉強をしなきゃいけないんだ。
勉強自体は勿論嫌いだから、ヤだよ。でもさ…その教師ってのがさ…
骸なんだよおおおおおおお!!!
地獄以外の何物でもねえだろおお!!(別に地獄道使われてる訳じゃないよ。)

よりによって、なんでアイツに教わらないとならないかな!?
学校で偶然に顔会わすのにもヒィイってなるのに、休みの日にまでイヤミばっかり云う、変な髪型の人と会いたく無いっての!!
きちんと玄関から入って来てさ、『奈々さん、ごきげんよう』とか似非臭い笑顔浮かべて来るんだよ。
マジでもう勘弁して欲しい。
リボーンに教わった方がマシだ!
…ってちゃんとリボーンにはお願いした。でも『フフン』って鼻で笑われて却下だった。踵落としのオマケも着いてきた。
そういう訳で、俺はゲームを片付けて、机の上に伊辞書をででんと置いた。
自分でも、目が据わってるのが分かる。
死ぬ気で逃げたいなあ…。
あ、ピンポン鳴った。
来ちゃったよパイン…。
日記隠さないとな!アイツ、平気で読みそうだもんな!

2頁

2011年6月3日 連載
昨日は散々だった。
朝から雲雀さんにトンファーでめった打ちにされて、(しかも口元微笑んでたし!!どんだけサド!?)草壁さんが助けに入ってくれなかったら、俺、死んでたかも。
『早く死ぬ気になりなよ』とか、校門で冗談じゃ無いって!
獄寺君はボムやら、果ては(ジョークじゃ無い)ボンゴレギアまで装着しようとして、宥めるのにまたもや一苦労だった。山本は部活の朝練。仕方ないけど居て欲しかった。
とりあえず、遅刻は二度としない。うん、じゃないと俺、確実に死ぬ。

俺は、ダメツナでもいいから平凡なハイスクールライフを送りたい。
だから、極力目立たない様に息を潜める様にして生活してるのに!(俺、敵に狙われる、小魚の気持ちが解った気がするよ。過ぎ去るのを待つしかないんだ!)

守護者っていうね。
その存在の人たちが半端なく目立つもんだから、俺も好奇の目を向けられる。
山本と獄寺君はいつも一緒だし、草壁さんがやたら俺のフォローをするもんだから、風紀委員長の仲間扱いされてる。これってびっくりじゃね!?
たまに応接室(…高校にもやっぱあるんだよ)で雲雀さんがお茶をご馳走してくれるから、あながち誤解でも無いのかな?ううん、よく分かんなくなってきた。
京子ちゃんのお兄さんは、常識人?では無いか。うーん、と。迷惑をかけない人だからいいんだけど。
ランボは家に居るからいいんだけど。(更にウザ可愛くなったんだよなあ。)
あれ?
ここまでって中学時代とあんまり変わらなくねえ?

そうだよ、一番困ってるのは骸なんだよおおおお!!
あのパイナップルがクフクフ言いながら、高校生活送ってるって誰が信じられる!?
しかも同じ並盛高校なんだよ!?
色々あって、(リボーンによると、マフィア的裏取引があったらしい)復讐者の牢獄から解放されたアイツは、水を得た魚の様に生き生きしてる。
今まで水の中に居たくせに!

あ、母さんが呼んでるから今日はここまで。
俺は沢田綱吉。15歳。
並盛高校一年生だ。
平和と平凡、事なかれ主義を信条とする俺だけど、入学一ヶ月にして、そんな思いは儚くも消し炭にされている事をまず書き留めたいと思う。

もとより、中学時代にリボーンがやって来てから、俺に平穏な日々なんてのは皆無だった。
パンツ一丁で町を走り回ったり、修行したり、闘ったり、空を飛んだり、未来に行ったり…。
常識じゃあ考えられない日々を送っていた。
それもこれも、ボンゴレの十代目候補っていう肩書きの所為だ!
俺は、マフィアの親分である九代目(見た目は優しい爺さんだが、騙されてはいけない!)に土下座した。
『高校だけは日本で卒業させて下さい!』

ボスになる事から逃れられない運命だと云うならば、少しでも先延ばしにしようという気持ちがあった。
そして、ひよっとしたら、俺の出番が無くなるかもしれない、っていう僅かな希望の灯火に縋る様に。
そうしたら、なんとオーケーが出た!ひゃっほう!
『ただし、』
という条件付きだったけど、俺はそれを受け入れるしか選択肢は無かった。
その条件とは、俺の守護者(何ソレ?と思うかもしれないが、居るんだ…。)を側に置く事と云うものだった。
山本や獄寺君は同じ高校に進みたいと言ってくれてたから、そんなの全然オッケだぜ!と思って大きく頷いたのが、俺の最大のミスだったかもしれない。

ああ、ヤバい。今日も遅刻しそう。
日記なんて書いてる余裕なんて無かった。
高校でも、風紀委員長という名の戦闘マニアが門前で待ち構えて居るんだった。
あ、獄寺君が迎えに来た声がする。
とりあえず今日はここまで。

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